tsurfの機械設計研究室

サーボモーターやエアシリンダの選定計算なども扱っている技術ブログです

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【機械設計雑記】管理人は成果主義はコストカットだと思っている

今回は雑記として
管理人は成果主義はコストカットだ
と思っている

を話します。

 

企業は利益を追求するものです。

ですが、
行き過ぎた利益追求は時に自身の会社を
取り返しのつかない衰退に招くことになります。

 

その一つが成果主義です。
成果主義は

  • 成果を出したものに多く給料を与え
  • 成果が低いものには給料を減額

というもので、一見すると

 

そりゃ
そうだろ

と思うかもしれません。

ですが、給料の金額に影響するつのであれば
その評価法や評価基準は

  • だれも納得できるものでなくてはならず、
  • 絶対的客観性のある評価基準、評価法

がなくてはダメですよね?

 

そもそも管理職や会社の役割とはなんでしょうか?
成果主義により、金で社員を釣って
頑張らせることが管理でしょうか?

管理人はそうは思いません。

個々人を教育して、モチベーションを上げ
個人としてではなくチームとして
いい設計ができるようにする

というのが会社や管理職が心掛けなくてはいけない
管理なのではないでしょうか?

これは理想論ではなく 現実的だと思います。

なぜ、そう言えるのか
成果主義こそ夢想である理由
を考えます。

 

 

そもそも社員の成果で給料に差をつけるのであれば
評価法が

管理職の好き嫌いや
管理職による以下のような どんぶり勘定評価

管理職

う~ん
がんばったから
評価5

 

などであってなりません。

なぜなら、そのような評価法で給料が上下して
納得いきますか?

管理人は納得できません。

 

管理職に
気に入られるのも
実力のうち

バカを言ってはいけません。
それを言ってしまったら
成果主義の薄っぺらい表面上の意義ですら
見失ってしまいます。

 

 

では、どすれば誰もが納得できるものと
なるのでしょうか?

例えば 

管理職

こいつは、
いい設計をした

 

もしくは

管理職

省スペースの中
成り立つ設計ができた

とかではダメです。
それは評価ではなく感想です。

 

まず、誰もが納得できる客観的評価基準
を設定します。

というかそうせざるを得ないですよね?
基準がなければ、
成果の数値評価をしようがないでしょう。

 

その基準に対してあらかじめ設定しておいた
点数付けをします。

要は基準に対して数値化して
はじめて納得のいく評価となります。

 

ただし、ここでの数値評価とは

  • 絶対的客観性のある基準に対して
  • 絶対的客観性のある数値評価をする

これで初めて給料に差をつけられて納得ができる
成果主義となります。


では、絶対的客観性のある基準とは何でしょうか?

それは
評価基準となる具体的な設計
そのものという事になります。

これがなければ、部下の設計に具体的数値を
つける基準がありませんよね?

つまり、だれかがあらかじめ
評価基準となる
設計をしなくてはならない

 

ということであり、
この時点で成果主義は非現実的です。

  • なぜ、評価のために基準となる設計を
    しなくてはいけないのでしょうか?
  • しかも、その設計自体が
    基準となる根拠も作れません。

しかも、基準を作れたところで
数値化はどうするのでしょうか?

  • あらかじめ基準として設計した内容と
    コストを比較するのでしょうか?
  • 省スペースさをmm単位で比較する
    のでしょうか?

評価のためだけに
とてつもない工数を強いることになり、

結果
成果主義こそ非現実的
という結論にならざるをえません。

 

 

つまり、現在行われている成果主義は
絶対的客観性のある基準もなく
絶対的客観性のある数値評価でない以上

どんぶり勘定評価や好き嫌い評価
と言われても仕方のない

つまりは 
わざわざ社員をランク付けすることにより
低い評価の社員を作り、給料を下げる
誰も報われないコストカット
なんですよ。

 

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