tsurfの機械設計研究室

サーボモーターやエアシリンダの選定計算なども扱っている技術ブログです

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【ソリッドワークス】仮想構成部品の保存上の注意 (2024.5.04大更新)

本ブログの御訪問ありがとうございます。
機械設計歴20年以上のT.surfと言います。

 

今回は以下に関する記事です。
【ソリッドワークス】
仮想構成部品の保存上の注意

 

⇩本記事を読むと以下が わかります⇩

管理人T.surf

仮想構成部品の保存は
少し特殊です。
これを知っておかないと
莫大な作業時間が
無駄になります。

本記事は、

に勤める設計者向け に少しでも役立つ情報を共有します。

 

 

①仮想構成部品の保存の問題点

ソリッドワークスで仮想構成部品を
運用していると 高頻度で

管理人T.surf

あれ?
保存されていねー

という現象に遭遇します。

 

ソリッドワークスは、
ただでさえリンク地獄でファイル管理の難易度が
無駄に高くて困るのですが、

 

ソリッドワークスヘルプも、

  • そもそも怪文書
  • ソリッドワークス用語を駆使
  • コマンドの位置が図もなくわかりづらい
  • 欲しい情報ほどない

という4重苦の体たらく 

なので、管理人の地獄の体験から
こうであろうという手探りの中 

仮想構成部品の保存について推測されたこと
を共有します。

 

ソリッドワークスヘルプが役に立たない以上
真偽は、検証を継続していくので保証しませんが、
ご了承願います。

 

 

②仮想構成部品保存

概要

管理人は今までソリッドワークスの仮想構成部品の保存
について様々な仮説を立ててきましたが、

いずれの仮説も違っていたようです。

 

仮想構成部品を編集し終わった後

上位ユニットが開いている状態でも
サブアセンブリを保存しただけで基本的には
保存されます。

ですが低頻度で保存されていない
仮想構成部品が存在します。

 

結論としては、やはりバグなんでしょうかね。
だとしたらいい加減本当に勘弁して欲しいです。

バグそのものは回避できないとしても
仮想構成部品が保存されない
という事象自体は回避できる

ことを発見したのでそれを共有します。

 

まずは保存されない仮想構成部品の確認

仮想構成部品を編集して保存した後
ファイルを閉じる前に
以下の操作で保存されない仮想構成部品を
確認します。

 

まずはファイルから
⇒再読み込みを選択します。

 

すると、以下のウィンドウがひらきます。


その中の
⇒参照を表示をクリックします。

すると参照の表示の蘭が以下の選択画面に
切り替わりますので
⇒デフォルトをクリックします。

 

すると以下のようなウィンドウが
開きますので、
⇒保存が必要なファイルを選択します。

 

すると、このままファイルを閉じると
保存されないファイルが赤枠の中に表示されます。

この中に保存されない仮想構成部品のモデル名が
表示されますのでメモしましょう。

 

そして、この操作は
保存されない仮想構成部品を確認するだけ
ですので、確認が終わったら何も実行せずに
⇒キャンセルで前の状態のもどりましょう。

保存されない仮想構成部品対処法

保存されていない仮想構成部品があった場合
その場合の対処法は

仮想構成部品を編集開く単体保存
 ⇩    ⇩
サブアセンブリ自体を再度保存します。

 

上記の流れの後にもう一度
再読み込みコマンドによる確認
をします。

 

③管理人の今までの思考錯誤

管理人は仮想構成部品の保存について
最近では

仮想構成部品は現在開いている
『一番上位のアセンブリ自体の通常保存』
のみにより保存される

という仮説を立てましたが、
これも違っていたようです。

 

上位アセンブリが開いた状態で
サブアセンブリのみを保存してもちゃんと保存
されていました。

そして、低頻度ですが
仮想構成部品が保存されないという事象も発生

 

すると、以下の
ソリッドワークスヘルプの怪文書の意味が
ますます不明となります。

 

仮想構成部品は、
個別の部品ファイルやサブアセンブリ ファイル
ではなく、アセンブリ ファイルの内部に
保存されます。

 

普通に読んでも意味がわからない文言です。
管理人は当初この文言の意味がわかりませんでした。

そもそも、このヘルプ中の

  • アセンブリ
  • サブアセンブリ

という文言が何のことを言っているのか不明でした

 

何に対してのアセンブリやサブアセンブリ
なんでしょうか?

 

例えばこのアセンブリという文言を
トップアセンブリと解釈しても常に
トップアセンブリを開いている想定も不自然で
非現実的です。

 

ですので、単にアセンブリ内に保存なので
直近のアセンブリを保存すればいい

くらいに思っていましたが、
仮想構成部品が保存されな現象が多発

 

そもそも ソリッドワークスヘルプは

  • 日本語訳に問題があるのか
  • もともとのヘルプも問題あるのか

とにかく役に立たず意味がわかりません。
非常に酷いヘルプです。

 

 

④仮想構成部品について補足

アセンブリに保存されるパーツファイルで
外部リンクを持ちません。

 

以下の記事を御参照願います。

 

いちいち外部に保存されないので、
管理人的にはメインはトップダウン設計における
2Dレイアウトに使用しています。

(アセンブリタブのレイアウト機能は使えない)

 

また設計の初期では、
検討して作成した部品が最終的にいらない場合もあるので、

新規外部ファイルの作成の手間が省け、
気軽に削除、名前の変更などができます。

 

外部リンク地獄のソリッドワークスにおいて

設計初期の作業について、典型的なヒストリーCADらしい
拘束地獄とリンク地獄
をほんの少し和らげるいわゆる便利機能レベルのものです。

 

こんな機能をつけるくらいなら
内部パーツ運用ができるようにして欲しいものです。

 

 

 

⑤最後に

管理人はソリッドワークスを
含むヒストリーCADは以下の理由により
使いづらいと思っています。

  • パラメトリック設計は大変更であればあるほど
    機能しない
  • パラメトリック設計は大規模アセンブリであれば
    あるほど機能しない
  • 上記のパラメトリック設計を成り立たたすために
    CADの操作に自由度がない
  • そのためかえってノンヒストリーCADよりも
    モデリングに莫大な時間がかかってしまう。

上記のヒストリーCADに困っている設計者に向けて
ソリッドワークスを使えるための情報を
発信していきます。

 

本記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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