tsurfの機械設計研究室

サーボモーターやエアシリンダの選定計算なども扱っている技術ブログです

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【エクセル有効活用】ソリッドワークスを使っている会社でエア配管系統図を作成する手段

本ブログの御訪問ありがとうございます。
機械設計歴20年以上のT.surfと言います。

 

今回は以下に関する記事です。

【エクセル有効活用】
ソリッドワークスを使っている
会社でエア配管系統図を作成
する手段

 

管理人T.surf

ソリッドワークスは
まともな2D機能がない
ため系統図作成が
できません。
管理人が勤めている
会社でエクセルを使った
らどうか?
という話がありました。

 

 

①結論 エクセルを活用せざをえない

管理人の会社はソリッドワークスを使っています。

ソリッドワークスにはまともな2D機能がないため
系統図を作成がほぼほぼ不可能です。

ソリッドワークスでエア配管系統図を作成した場合
どうなるかは後述します。

とりあえず
エア配管系統図や排気系統図、液配管系統図などは
あきらめてエクセルで作成するようになりました。

 

本当は、
大して役に立たないパラメトリックのためだけに

  • 多くの自由度を失くし
  • ましてや通常の2D機能も削除し
  • 拘束エラーや履歴エラー
  • フリーズやクラッシュ、バグ
  • 動作の重さ

で、設計者の時間を無駄に大幅ロストする
ソリッドワークスなどやめて
早い段階でICADにすべきでした。

 

しかし、会社としても簡単に決断できる
ことではないのでしょう。

そのあたりの心情は理解はできます。

 

 

②エクセルで配管系統図を作ったてみた感想

まず結論としてエクセルでエア配管系統図を
作成した結果として、
まぁ 悪くない
と言った程度でした。

 

もちろんソリッドワークスなんかでやるよりは
1億倍効率はいいです。

 

以下、想定される疑問に対して
回答すると言う形で解説を勧めます。

  • エア機器記号はどーすんだよ
  • テキストボックスで文字が表示
    されなかったり不便だろうが

 

 

③エア機器の記号はどーすんだよ

まずエア機器の記号ですが、これに関しては
ネット上から見つけたものをスクリーンショットで
切り抜けばいいです。

やってみると若干めんどくさいですが
そもそもソリッドワークスでは記号の運用は
難易度が恐ろしく高いので議論の余地はないです。

 

ソリッドワークスでやることを思えば
快適にすら感じます。

 

スクリーンショットを時短する方法を
紹介します。

スニッピングツールを起動しません。

 

ウィンドウズキー+SHIFTキー+S
を同時押しでいきなり
画面の切り抜きができます。

 

そして、以下のようになります。

 

 

④テキストボックスが不便だろーが

テキストボックスについては
エア機器記号の近くに配置して
型式の記載などに使用します。


確かにエクセルのテキストボックスは
少しでも長文になると

  • PC画面上表示されても印刷される時に
    なぜか非表示だったり
  • 枠が小さいとPC画面上でも非表示に
    なったり

  • 勝手に折り返されてしまったり

不便な面も多いですが
これに関しては解決法を見つけました。

テキストボックスは当初以下の設定になっています。

 

それを以下の設定します。

すると上図のように

  • 枠からはみ出して
  • 勝手に折り返されず

表示することができます。

 

 

⑤エクセル活用の系統図と
ソリッドワークスによる系統図の比較

配管系統図の本質

最近管理人が勤めている会社で
エア配管系統図などはエクセルで作成しよう
となりましたが、
以前の配管系統図はどうだったか?

 

まず前提として

系統図は見やすさを重視して
エア記号などを用いるものです。

記号などを用いれば、
直観的に理解ができ、系統図の全体像が掴めます。

 

そして、こういった系統図は、
組立が配管を組むだけのものではありません。

  • 設計にとっても資料にでもあるとともに
  • また客先に提出する完成図書

という機能もあります。

もし不具合があったともなれば、設計者は現場の
人間と何が原因なのか配管系統図も資料としての
役割を果たします。

 

エクセルによる配管系統図は
少なくとも上記の役割を満たしています。

 

ソリッドワークスによる配管系統図

エクセル活用前の配管系統図は
ソリッドワークスで作成していました。

 

そのために、テキストと線しかない地獄のような
見るのも嫌になるきつい配管系統図でした。
非常にわかりづらい

 

文字と線だらけの配管系統図は
見づらく全体像も把握しづらいので
設計資料的な価値はありません。

 

特に客先に提出する完成図書として
非常に恥ずかしいものとなります。

 

それにしても
ソリッドワークスを代表とするヒストリーCADは
情けないCADだと思います。

 

通常のCADであれば CADでやったほうが
早いくきれいにできるこのような系統図の
作業を、他のツールでさせてしまう。

このようなことを設計者に
させてしまっている事実について
メーカー側はどう思っているのでしょうか?

 

そのような点一つとっても、機械設計では
ICADでなくてはならないと実感ができます。

 

本記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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