tsurfの機械設計研究室

サーボモーターやエアシリンダの選定計算なども扱っている技術ブログです

スポンサーリンク


MENU

エア配管系統図作成の無料ソフト『SMCDraw』概要

本ブログの御訪問ありがとうございます。
機械設計歴20年以上のT.surfと言います。

 

今回は以下に関する記事です。

エア配管系統図作成の無料ソフト
『SMCDraw』概要

 

⇩本記事は以下の方にオススメです⇩

機械設計者

『エア配管系統図めんどくさいな』
『3DCADの2D作図機能がないんだよ』

 

⇩本記事を読むと以下が わかります⇩

f:id:tsurf:20210611183707p:plain

管理人T.surf

エア配管系統図を簡単に
作成できる無料ソフト
『SMCDraw』をレビューします。

  • SMCDrawとは
  • SMCDrawの操作法概要
  • SMCDrawのダウンロード方法

 

 

①結論

エア配管系統図を簡単に
作成できる方法として
SMCのHPより
無料でダウンロードできる
『SMCDraw』
使う方法があります。

 

解決事例 
2D機能が制限されている3DCAD

これを使用することによりどのCADとは言いませんが、
3DCADの中には 2D機能について
3Dありきで寸法や補助線などの
機能に限定されてしまっているCADもあります。

機械設計者

3DCADの2D作図機能がないんだよ

 

あなたの会社がこういったCADを使用している場合
白紙から2D図を作成することができません。


それはそのまま エア配管系統図を作成することが
できないことになります。

結果 以下のような対応をとらざるをえなくなります。

  • エクセルで作成
  • 別の2DCADを導入

しかし、この無料ソフトを使用することにより
仕様している3DCADに関わらず
エア配管系統図を作成することができます。

 

解決事例
エア配管系統図の作業性を楽に

エア配管系統図自体は
2D機能が充実した3DCADであれば作成はできます。

しかし 通常の図面と違い系統図ですので
通常の2Dでは作成に不向きな部分があります。

機械設計者

2DCADでエア配管系統図って
できないこともないけど
面倒だな

例えば 以下が考えられます。

配管の線がエア機器記号に追従しない
配管を線で表しますが、通常のCADであれば線成分ですので
エアシリンダの記号を移動させても、配管線が追従しません。

 

配管記号の呼び込みが面倒
実際のエア配管系統図を2DCADで作成するときに
配管部品記号を配置する方法は以下があります。

  • 配管部品記号を既存の配管図からコピーで持ってくる
  • 配管部品記号をインターネットからダウンロードする
  • 配管部品記号を作成する

 

 

いずれも面倒な作業であることに
変わりはありませんが このソフトであれば簡単に以下ができます。

  • 配管記号の任意選択と配置
  • 配管線を追従したまま配管部品記号の移動

(詳しくは後述)

 

 

②操作方法概要

本記事では概要として
基本的な操作方法を解説します。
詳細は別記事で解説していこうと思います。

 

配管部品の配置

基本は以下の画面となります。
下図の赤枠の部分を拡大します。

以下のようになります。
例えば エアシリンダ記号を配置したいとします。

  • 手順1
    1⃣のエアシリンダのタブを選択します
  • 手順2
    2⃣のシリンダ記号の中から目的の記号を選択します。
    補足として配管記号にカーソルを合わすと
    以下のように解説文が表示されます。
  • 手順3
    ドラッグして適当な個所に配置

 

 

配管の線を引く

エアシリンダーとスピードコントローラーを
配管でつないでみましょう。

  • 手順1
    上記の配管部品配置の手順で、
    エアシリンダーとスピードコントローラーの
    配管部品記号を配置します。
  • 手順2
    以下 赤枠の上部ツールバーの『配管接続』コマンドを選びます
  • 手順3
    左図の赤枠の配管端部をつなぎます
    すると、右図のようにつながります。



 

 

③配管線に関する補足

配管線補足1

補足として 配管の位置は自由に変更できます。
上のツールバーを
以下の『移動』コマンドに選択をしてから配管を触ります。

 

すると 以下のような変更が可能です。

 

配管線補足2

配管部品記号同士を配管線で結んだ場合
配管部品を移動しても配管線が追従してきます。

 

 

④その他の操作

別記事にて解説いこうと思います
(まだ未作成)

 

 

⑤『SMCDraw』ダウンロードの仕方

SMCのHPに入ります。
以下 赤枠のタブを選択します。

 

以下の赤枠部をクリックします。



以下のページにはいりますので、
下にスクロールしますと・・・・


以下の画面になりますので、赤枠をクリックします。



以下のページにはいりますので、
下にスクロールしますと・・・・

 

以下の画面になりますので

  • 赤枠①からダウンロードページに入ります。
  • 赤枠②からインストール方法の解説です。
  • 赤枠③から操作説明です。

 

 

⑥まとめ

  • エア配管系統図を楽に作成できるソフトがあります。
  • SMCのHPより無料でダウンロードできる『SMCDraw』です。
  • 通常の2DCADにないエア配管系統図作成に特化したソフトです。
  • このソフトが有効なステージとしは
    現在使っている3DCADに2D作図機能がない場合です。
    別の2DCADがなくてもエア配管系統図が作成できます。
  • デメリットとして以下があります。
  • 全てのエア配管記号があるわけではない
  • 操作にクセがあるので少し使いづらいかも
  • また、いくら簡単操作と言っても新たなCADの操作を
    覚えなおすことに変わりはありません。
  • ダウンロードはSMCのHPよりできます。

 

本記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。

本ブログの文章や画像の無断転用を禁止します