今回は以下に関する記事です。
【ソリッドワークス】
バグと対処集 その1
・スケッチワープバグ
・仮想構成部品消失バグ
・部品表無反映バグ
管理人的には
ヒストリーCAD全般をおススメしません。
管理人おススメの3DCADは
ノンヒストリーCADである富士通I-CADです。
勤めている会社の
都合上
ソリッドワークス2023を
使わされている
管理人が遭遇した
バグについて、
をまとめました。
今回はその1です。
管理人はパラメトリック自体が有用だとは
思いませんが、
こう見てみると、ヒストリーCADは、
複雑なシステムのためか
- アセンブリの動作が非常に重い
- バグやクラッシュフリーズが非常に多い
以上のことから
仮にパラメトリックが有用だと仮定しても
そのメリットを差し引いて
有り余るデメリットとなっていますね。
①アセンブリ内編集 スケッチ最初の寸法拘束変更でワープ
これは、アセンブリから新規構成部品挿入をして
アセンブリ内編集状態で
スケッチを作成して 一番最初の要素に寸法拘束を
つけた後に寸法拘束変更をすると・・・
なんと要素ごと
別の場所にワープをするというバグ。
頻度 | A 使い方により変動 |
---|---|
極悪度 | C |
ストレス度 | A |
対処法 | 有 |
全く意味が不明なバグで、
要素を固定拘束しても無駄
で強制的に別の場所へワープさせられる。
理由が不明だが、
何故か他の寸法があるとこのバグは回避可能
-対処法としてはー
- 要素を最低2つ以上で
拘束寸法を2つ入れるか - 二重寸法となってもいいので、
同じ寸法拘束を入れておく
すると謎のワープ現象は回避可能
管理人のように仮想構成部品を使い、
なんとかトップダウン設計を実現している人にとっては、
日常レベルで頻発するため、非常に厄介
対処法があるだけマシと思うかもしれないが、
新規仮想構成部品のたびに対処法を忘れ、
これにハマるストレス度が非常に大きい
②仮想構成部員消失バグ
これは、本当に市場にリリースする前に
ちゃんとデバックをしたのか?
と疑わざるを得ない酷いバグで
管理人は対策含めて現在検証中の段階で
途中経過で申し訳ないが現時点で共有させてもらう
表題の通り 仮想構成部品が消失するのだが
特徴としてただ消失するのではなく
- 勝手に外部ファイル化される
- その外部ファイルの保存先を失っている
という状況になり仮想構成部品が消失する
頻度 | E ある設定に関係がある |
---|---|
極悪度 | 特A |
ストレス度 | 特A |
対処法 | 有 |
- 仮想構成部品を使い
- 間違ってとある設定をしてしまう
-と極低確率で発生するらしい
管理人は4か月の間に2回遭遇した非常に極悪なバグ
この勝手に外部化されているとのがポイントで
プロパティから勝手に外部化された外部先フォルダを
特定してそれが見つかれば置き換えで復活できる
だが、その外部先フォルダが見つからない場合があり
その場合は永久ロストとなり作り直しを余技なくされる
原因の設定だが以下の設定により発生するらしい
システムオプション
➡外部参照から
☑異なるアセンブリにある同じ部品のアセンブリでの編集を可能にする
これにチェックを入れると
このバグが極低確率で発生する可能性がある。
このチェックを外してからは、このバグにお目に掛かっていない
AIを活用して詳細を探ったところ
ここにチェックを入れると異なる設計者による編集で
部品編集の競合が起きてしまうらしい
外部ファイルであれば問題ないのだが
仮想構成部品は外部ファイルを持たない部品なので
この競合を回避しようとして勝手に外部化してしまう
可能性があるとのこと
はっきり言ってこの設定にチェックを入れると何がどうなるのか
管理人にはさっぱり理解が不能なのだが
複数の設計者によるリアルタイム同時設計という
素人が普通に考えても保存競合事故が起きそうな機能が
災いしたバグと言えるのではないか?
③2D アセンブリ図面にて部品を追加しても部品表に載らない
稀にアセンブリで部品を追加しても、
2Dアセンブリに追加部品が反映されない
場合がある
頻度 | E |
---|---|
極悪度 | A |
ストレス度 | 特A |
対処法 | 不明 もしくはない |
この原因は部品表がモデルを失うことが原因らしい
非常に厄介で極悪なバグ
部品表からエクセル変換して、
手配部品リストを作成している設計者にとっては、
まさに致命的で
- 何を信じればいいかわからなくなり
- 今まで出図したリストが正しいのか
不安で仕方なくなる
そもそも、
部品表がモデルを失ったこと
を気づくかどうか自体が運しだい
という極悪さ
というかソリッドワークスによる
- 基本の設計技術である
トップダウン設計の2D構想設計が難しい - トップダウン設計の2D構想設計を行いたい場合
場合によっては別の2DCADで作業しなくてはならない - 大して役に立たないのに
莫大な工数が掛かる履歴作成や拘束組み - 必ず頻発する拘束によるエラー修正地獄
- 場合によっては拘束削除&再拘束
- 動作の遅さ
- 多々のバグ
- フリーズやクラッシュによるやり直し
などの幾多の難関を乗り越えて、
なんとか出図に漕ぎつけた設計者を奈落に突き落とす。
エラーの原因も不明で、管理人は修正法がわからない
-なので対処法はー
部品表テーブルを作り直す他ないのだが、
部品表の部品並びを再度並び替えなくてはならず、
部品点数が多いアセンブリの場合
バラバラの部品表の前にしばらく呆然自失となる。
③最後に
ソリッドワークスにおいて
使用しているとお目に掛かるバグとその対処
を解説しました。
管理人はソリッドワークスという
- 大変更であればあるほど役に経たない
パラメトリックのための
拘束組み地獄とリンク地獄 - くだらんパラメトリックに拘り
トップダウン設計の2Dレイアウトすら
無駄にハードル高い絶望 - ノンヒストリーだと30秒で終わる作業が、
あまりの自由度の無さで1時間作業
となってしまう虚無感 - 大変更であればあるほど大頻発する
生産性のない拘束エラー修正の拷問
上記のヒストリーCADによる苦行を強いられている
設計者へ向けて、
なんとかソリッドワークスを使えるための
情報を発信していきます。
本記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。