今回は以下に関する記事です。
【ソリッドワークス バグと対処】
仮想構成部品消失バグ
クラッシュしても復旧してはいけない理由
管理人的には
ヒストリーCAD全般をおススメしません。
管理人おススメの3DCADは
ノンヒストリーCADである富士通I-CADです。

勤めている会社の都合上
ソリッドワークス2023を
使わされている管理人が遭遇した
バグについて、をまとめました。
管理人はパラメトリック自体が有用だとは思いませんが、
こう見てみると、ヒストリーCADは、複雑なシステムのためか
- アセンブリの動作が非常に重い
- バグやクラッシュ、フリーズが非常に多い
以上のことから仮にパラメトリックが有用だと仮定しても
そのメリットを差し引いて有り余るデメリットとなっていますね。
①仮想構成部員消失バグ
これは、本当に市場にリリースする前にちゃんとデバックをしたのか?
と疑わざるを得ない酷いバグで、
管理人は対策含めて現在検証中の段階で
途中経過で申し訳ないが現時点で共有させてもらう
表題の通り 仮想構成部品が消失するのだが
特徴としてただ消失するのではなく
- 勝手に外部ファイル化される
- その外部ファイルの保存先を失っている
という状況になり仮想構成部品が消失する
| 頻度 | E 確率論 |
|---|---|
| 極悪度 | 特A |
| ストレス度 | 特A |
| 対処法 | 有 |
管理人は4か月の間に2回遭遇した非常に極悪なバグ
この勝手に外部化されているとのがポイントで
プロパティから勝手に外部化された外部先フォルダを
特定してそれが見つかれば置き換えで復活できる
おそらくほぼ全てが、キャッシュファイルであるが、
その理由は後述する。
だが、その外部先フォルダが見つからない場合があり
その場合は永久ロストとなり作り直しを余技なくされる
②仮想構成部品消失バグ対処法と原因 その1
この仮想構成部品消失バグの主な原因は、
クラッシュによる復旧である可能性が高い。
先に結論を述べると―
クラッシュしたら復旧せずに諦めたほうがよい。
いさぎよく ファイルの開き直しでやり直したほうがよい。
これは、後述するが仮想構成部品でなくても起こりうるからだ。
ソリッドワークスは適宜バックアップを取っているが、
そのバックアップはキャッシュとしてCドライブにある
キャッシュの領域の保存される。
この状態でクラッシュした後どうなるかを、
以下のフローにて記載する
クラッシュをした後、ソリッドワークスを再立ち上げした際に
復旧をするかどうかを聞いてくる。
⇩
その際に復旧を選ぶと、ソリッドワークスはキャッシュの
保存領域から読み込む
⇩
この時に復旧したデーターを保存すると、キャッシュがリンク先として
誤認されてしまうことが、低確率ながらある。
⇩
キャッシュが正式にリンク先として、認識されてしまうと
キャッシュは定期的に削除されてしまうため、リンク切れとなり、
データー消失となる。
なお、管理人としては仮想構成部品を使用していなくても
クラッシュからの復旧は断念することを強く勧めざるをえない。
なぜなら、先日外部ファイルでも同じことがあったからだ。
すなわち外部ファイルがCドライブのキャッシュ保存領域が
勝手にリンク先にされたのだ。

このバグが凶悪なところは、ただでさえソリッドワークスは
革新性を優先した大して役に立たないパラメトリックのために
バグやクラッシュが多くありながら、
そのクラッシュの復旧が信頼できないことにある。
③仮想構成部品消失バグ対処法と原因 その2
原因の設定だが以下の設定により発生するらしい
システムオプション
➡外部参照から
☑異なるアセンブリにある同じ部品のアセンブリでの編集を可能にする
これにチェックを入れると
このバグが極低確率で発生する可能性があるとのことだ。
AIを活用して詳細を探ったところ
ここにチェックを入れると異なる設計者による編集で
部品編集の競合が起きてしまうらしい
外部ファイルであれば問題ないのだが
仮想構成部品は外部ファイルを持たない部品なので
この競合を回避しようとして勝手に外部化してしまう
可能性があるとのこと
はっきり言ってこの設定にチェックを入れると何がどうなるのか
管理人にはさっぱり理解が不能なのだが
複数の設計者によるリアルタイム同時設計という
素人が普通に考えても保存競合事故が起きそうな機能が
災いしたバグと言えるのではないか?
④最後に
ソリッドワークスは本当に困ったCADです。
革新性ばかりで実用性がありません。
これは、向いている方向がユーザではなく、経営者や株主のためです。
- パラメトリック設計は大変更であればあるほど
大規模アセンブリであればあるほど機能しない - パラメトリック設計のためにCADの操作に自由度がない
- パラメトリック設計のためにクラッシュやバグが多い
- 2Dの本質の理解のなさからトップダウン設計が不可能
- そのためかえって、ノンヒストリーCADよりも
モデリングに莫大な時間がかかってしまう。 - 複数の設計者によるリアルタイム設計による保存事故
上記のヒストリーCADに困っている設計者に向けて
ソリッドワークスを使えるための情報を発信していきます。
以下を御参照願います。
本記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。