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機械設計歴20年以上のT.surfと言います。
今回は以下に関する記事です。
【機械設計者の雑記】
解雇規制緩和論の真実を考える
管理人は解雇規制緩和に反対です。
反対と言うか賛成するに足る納得できる
理由が何一つありません。
本記事はそれらをまとめています。
①解雇規制緩和の目的
解雇規制緩和の推進論者が言うには
解雇規制が
緩和されると
数々のメリット
がある
というのです。
眉唾ものでネットで調べると
やはり、ろくでもない空論ばかりでした。
以下がロクでもない空論です。
-企業のメリットー
- イノベーションが促進される
- 労働市場が活発になる
-労働者のメリットー
- 適材適所の職場を見つける
- 自発的にスキルをアップする
- 賃上げされる
という根拠が根拠にもなっていない
理論自体が破綻しているようなウソでした。
まず、
解雇規制緩和の真の目的ですが
単に大企業が解雇を頻発して純利益をUPしたいだけ
なんです。
- イノベーションだとか
- 労働市場が活発になるだとか
- 労働者のメリットだとか
は解雇したいための理由付けなんですよ
つまり、もし解雇規制の緩和がされたら
イノベーションも起こらず、
単に労働市場に失業者が溢れかえるだけとなり
失われた30年が
失われる100年になる
という結果に終わります。
なぜそのようなことが言えるのか?
解雇規制緩和による影響
を考えればわかります。
②解雇規制緩和の影響
もし、解雇規制が緩和されたら経済が
ますますデフレになり、
- イノベーションも起きないし
- 労働市場も活発にならず
- 労働者の生活もますます苦しくなる
と言う結果になります。
なぜなら、労働者がいつ解雇されるか
わからないことから将来不安になり、
消費しなくなるからです。
すると、
モノが売れないのでますますデフレになります。
デフレになれば、
そりゃ倒産だって増えるでしょう。
そうなれば、いくらリスキリングしても
再就職先すらなくなります。
労働市場は活発になるどころか
流動すらしなくなるでしょう。
このような状況でイノベーションを起す
投資をしたところで、ますますモノが
売れないので
投資費用は回収できず
赤字になります。
だから
- イノベーションは起こらず
- 労働市場は停滞し
- 失業者が溢れかえり
- 労働者の生活はますます苦しくなる
と言えるのです。
③解雇規制に関するウソの数々
解雇規制の緩和の推進論のウソとして
解雇規制緩和でイノベーションが
起こりえない理由を解説します。
⇩ ⇩
解雇規制の緩和の推進論者は
労働者のセーフティネットとして
リスキリングがあるから大丈夫と言いますが
これもウソです。
成長分野が求めるスキルは実務経験であって
リスキリングによる勉強経験ではないからです。
以下の記事で解説します。
⇩ ⇩
解雇規制の緩和の推進論は、なんと
解雇規制緩和は労働者にもメリットがある
と言う眩暈しか起こらない理論を
展開しています。
ですが、これも全てウソです。
以下の記事で解説します。
⇩ ⇩
④まとめ
このように解雇規制の緩和には数々の
問題点とウソが混在しています。
イノベーションを起したいのであれば
労働者の生活の安定による
需要の増大は必須となります。
解雇規制は緩和どころか強化すべき
ものなのです。
このような解雇規制緩和のような
政策を支持してはいけません。