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機械設計歴20年以上のtsurfと言います。
今回は以下に関する記事です
【機械設計者の人生設計】
年俸制とは?(補足:みなし残業とは)
⇩本記事は機械設計者で転職初心者の方にオススメです⇩
転職が初めてだ
⇩本記事を読むと以下が わかります⇩
管理人が経験した中で
年俸制について
注意点を解説します。
①結論
転職活動の際に給与体系が年俸制とあった場合に
2重の意味で注意が必要です。
- 企業によっては、年俸制と言いつつ
実体が月給制と変わらないものがあるようです。 - ガチの年俸制の場合
給与が変動するリスクがある
給与体系について、年俸制と書かれてあった場合
には企業側に要確認と言えます。
②年俸制のイメージと実際
年俸制のイメージ
年俸制に対して、我々が抱いている般的なイメージは
以下ではないでしょうか?
- 会社側と給与交渉がある
- 会社の評価次第では、その年の年俸が減額
- 年俸額にボーナスは入っていない
- 交通費なども考慮されない
- 残業代は払われない
つまり、極めて成果主義的な色が強い
年俸制の実際
- 会社側と給与交渉がある
- 会社の評価次第では、その年の年俸が減額
- 年俸額にボーナスは入っていない
- 交通費なども考慮されない
上記5つは、会社によるらしいですが、
- 残業代は払われない⇐これは間違い
年俸制と言えとも法定労働時間を超えた分については
残業代は支払われるとのことです。
(みなし残業制をとっている場合は特殊)
そもそも論として
原則として月給制と年俸制を分ける大きな違いは
- 年俸制は、
年単位で支給給与が決めてそれを12で割った
金額を月毎に支給する - 月給制は、
月毎に支給給与が決められる
管理人は、年単位で支給給与が決められて
それを12で割るというのは、月給制も
同じだと思っていました。
③そもそも誤解していた月給制
月給制というのを、あらためて調べてみました。
管理人のイメージだと
月ごとに給与が
支払われるんだろなー
くらいの漠然としたイメージしかありませんでした。
しかし、なんと月給制は
給与を月ごとに決定できるとのことで
業績に応じて上下ができるとのことです。
ただし、業績に応じて月給が変動した例というのを
経験したことがありません。
ということは、月毎の支給という考えに関しては、
今まで月給制と信じていたものは
実質上の年俸制の考えだったということでしょうか。
④とある企業の年俸制
管理人が転職活動をしていく中で、非常に興味深い
年俸制の会社がありましたので、紹介します。
とある企業より、採用を頂きましたが以下の内容です。
給与 | 年俸制 〇〇〇万円 |
---|---|
昇給 | 年1回 |
ボーナス | 業績により、年〇回 |
有給 | 半年勤務後 〇〇日支給 |
ボーナスも昇給も
有給もありって
そもそも年俸制って
何だろう?
これについて管理人は
会社の人事担当に問い合わせをしました。
賞与年2回とありますが・・
年俸とは別に支給です。
交通費は支給されない
のでしょうか?
交通費を教えてくれれば
年俸に織り込みます
業績や評価によっては
年俸の減額はありますか?
減額はありません。
会社の評価で少しづつ
昇給していきます。
もちろん勤務態度が
著しく悪い場合
昇給が0の
場合もあります。
一般社員は年度末などに
年俸額の交渉をしますか?
ありません(笑)
- 年俸額は、会社の評価で少しづつ
上がり下がることはない - 評価が低ければ昇給はないが、減額もない
- ボーナスもある
- 年俸給与額の交渉もない
- 交通費も支給
- 有給もある
つまり、この会社における年俸制というのは
支給額が月単位ではなく年単位で決められるだけの
それこそ一般的な給与体系
ということです。
⑤誤解の多い年俸制
結局は 月給制と年俸制を分ける
大きな違いは 以下であることがわかりました。
- 年俸制は年単位で決定される
- 月給制は月単位で決定される
そして、もう一つ重要なことは、
成果主義かどうかとは関係がない
ということです。
それもそうですよね。
月給制でも成果主義の会社はあるんですから。
すると管理人的には一つの疑問があります。
では、なぜ年俸制は
成果主義と結びつく
ケースが多いんだろう?
謎ですね。
⑥みなし残業について
みなし残業の解説と
多い誤解 その1
簡単に解説すると、
みなし残業制とは、残業代がある程度固定
されたものです。
しかし、誤解が多いですが
残業代が完全固定というわけではありません。
みなし残業制で定められる残業時間を超えた分は
残業代が支給されます。
具体的に解説しますと
例えば みなし残業時間が20時間だとします。
例1 その月の残業時間が0
この場合は、残業はありませんでしたが
20時間分の残業が支給されます。
例2 その月の残業時間が1~20時間
この場合も、20時間分の残業代が支払われます。
例3 その月の残業時間が21時間
この場合、20時間分の残業代に加えて
1時間分の残業代が支給されます。
つまり、
労働者側にとってデメリットはありません
しかし、みなし残業制だと残業時間が19~20だと
気分的に損をしているような感じになるだけです。
私は労働者側なので、企業がみなし残業制を
とるメリットが、いまいちわかりません。
調べてみると、
残業代をある程度 固定費とすることができる
とあるので、
経理の負担を少なくするためでしょうか?
多い誤解 その2
これも誤解が多いですが
年俸制や月給制とみなし残業は関係ありません。
- 年俸制のみなし残業制もありますし
- 月給制のみなし残業制もあります。
管理人は月給制の みなし残業制の会社で
働いていたことがあります。
⑦まとめ
会社の給与体系が年俸制とあった場合は
その会社に要確認です。
- 一般的な給与体系と変わらない場合もあります。
- 年俸制というだけで、転職の検討リストから
排除しないほうがいい
また、みなし残業制も同じで
労働者にデメリットはありません。
- みなし残業時間内の残業については、
残業あるなしに関わらずみなし残業時間分支給されます。 - しかし、みなし残業時間を超えた分については
超えた時間分、残業代が支給されます。
いずれも、成果主義とは別です。
本記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。