本ブログの御訪問ありがとうございます
機械設計歴20年以上のtsurfと言います
今回は以下に関する記事です
中小製造業の経営者様への提言として
スケジュール進捗会議を意味のあるものにするための たった2つの方法
⇩本記事は以下の方にオススメです⇩

中小企業経営者
スケジュール遅れが
はなはだしい
これからは進捗会議をまめにやってやるぞ
⇩本記事を読むと以下が わかります⇩
ちょっと待ってください
そんなことをしても
"あること"をしておかないと時間の無駄です
①結論
装置製造の進捗会議をする場合
その会議が有効に機能するためには以下の2つが重要です
●スケジュールは遅れて当然という認識
●スケジュール遅れに対するフォロー体制や支援体制
②前提
以下の記事でも解説しましたが
昔と違い 現代では
考えられないほどの 高品質 低コストを求められています
しかも これも考えられないくらいの短納期ときています
挑戦すら 許されない納期の中で
装置納入日から逆算して スケジュールが立てられます
しかし 全体のスケジュールすら 成り立っていないので
当然 設計のスケジュールも成り立っていません
つまり 現代では 設計スケジュールは 遅れて当然なのです

中小企業経営者
それは甘えだ
いやいや
そんな単純な話ではありません
では あなたは どこまでの高品質 短納期 低コストだったら
妥当かの指標を 根拠を持って建てられますか?
もし 技術者たるもの どんな厳しい状況でも知恵と工夫で
乗り切るもんだと 考えるのであれば
もはや それは 論理性のカケラもない 単なる昭和の根性論です
そういう 非論理的な根性論の話ではなく
スケジュールは遅れて当然なのだから フォロー体制やリカバリー体制を
強化しておこうという 論理的な話なのです
③フォロー体制 リカバリー体制
フォロー体制 リカバリー体制とは
文字通り スケジュールが遅れそうな場合に 間に合うように
フォローや リカバリーをする体制です
フォロー体制の例 | ➡ | 外注設計の協力会社を確保 |
リカバリー体制の例 | ➡ | 製作部品を複数の製作会社に分担発注 |
これは 会社によって置かれている状況が違うので
自社で検討すべき課題となります
④フォロー体制 リカバリー体制の重要性
進捗会議の本質
スケジュール遅れが発生した時に
この フォロー体制やリカバリー体制を
どのように どの程度活用するかの議論の場です
もちろん お客様に対して 納期交渉をするというものも
選択肢に含まれています
正直 フォロー体制 リカバリー体制がない状態で
進捗会議をやったところで 時間の無駄です
なぜなら フォロー体制やリカバリー体制がない進捗会議とは
以下のように テンプレ会議となってしまうからです
遅れています
間に合いません
中小企業経営者
『なぜ 遅れている?』
『努力や工夫が 足りないよ』
『かならず 間に合わせるように』
このようなテンプレ会議の問題点は 以下の2つです
●小学生でもできる
●結局 問題が解決されていないので できないものはできない
⑤フォロー体制 リカバリー体制の副次効果
このフォロー体制やリカバリー体制の副次効果として
企業が 企業として成長できるという効果があります
理由ですが
この進捗会議において フォローやリカバリーの執行を検討できる
ということの本質は以下にあります
問題があった時に 論理的で 誰でもできる解決方法を
みんなで 模索して解決をする問題解決能力
この問題解決能力というものは
どんな壁に直面しても みんなで 道を切り開いていける能力だからです
よくよく考えれば 至極当たり前のことなのですが
このあたり前のことをできない 中小製造業の経営者様は多いです
⑥まとめ
●スケジュールの進捗会議は やればいいというものではない
●当然 やりさえすれば 間に合わないものも 間に合うという奇跡は起こらない
●進捗会議に大事なものは 以下の2つ
●スケジュールは 遅れて当然という意識
●フォロー体制やリカバリー体制の確立
●このフォローやリカバリーを会議で検討し執行できる会社は問題解決能力がある
●問題解決能力というものがない 中小企業の経営者は多い
本記事は以上です
最後までお読み頂きありがとうございます