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【中小製造業の経営者様への提言】設計部や組立部から活発な提案が出る有意義な会議にするための5選

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今回は以下に関する記事です

【中小製造業の経営者様への提言】設計部や組立部から活発な提案が出る有意義な会議にするための5選

 

⇩本記事は以下の方にオススメです⇩

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とある
中小企業経営者

うちの設計部や組立部は
会議での指示を聞かないし
会議で問題があるのに発言しない

 

 

⇩本記事を読むと以下が わかります⇩

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管理人TSURF

会議において 経営者が
とるべき姿勢 考え方と
とってはいけない姿勢を解説します

 

 

①前置き 昔と現代の違い

ひと昔前の経営は 経営者による 絶対的な一声で社員全員を走らせました

経営者は 現場の実務をそれほど知らなくても経営ができたのです

 

理由の一つとして 

今に比べて 求められる品質 納期も厳しくなく 装置も高く売れていました

 

しかし

現在では 昔とは 比べ物にならない

高品質 短納期 低コストを求められています

 

実務を知らない経営者の一声ほど 現実離れしたものはありません

いくら鶴の一声でも できないものは できないのです

 

人が変わったのではなく 状況が変わったのです

 

そういった意味で

現代の経営者には 帝王学やMBAほど 意味のないものはありません

 

重要なのは 幅広い実務の知識です

少なくとも 各部署からの現状や報告を

一から十まで説明せずとも 理解できる知識は必要です

 

理由は その実務の知識があるからこそ 

短時間で 以下のことができるのです

●正しい現状の認識

●努力や工夫に頼らない正しい対策

 

 

②結論

現在 進行中の短納期案件の進捗確認の会議や

新規開発要素の強い 新規短納期案件の受注するかどうかの会議などにおいて

設計部や組立部から 活発な提案が出て 有意義な会議にするために

以下の5つの姿勢でいることが重要です

姿勢1 自分が問題を解決するという姿勢でいる
姿勢2 問題があるから会議をするという考えでいる
姿勢3 自分から理解しようとする
数字しか見ない経営は時代遅れ
自分を納得させろ という態度は捨てる
姿勢4 部下の提案を 自分が「~だからできない」と否定しない
部下の案の否定ではなく+αの提示をする
姿勢5 自分が責任を追うという姿勢で 常時のフォローを怠らない
責任を部下になすりつけない
間違っても 「あの時 できるって言ったよな」となってはいけない

 

③社員から見た うんざりする会議

前提 社員の状況と本音

ただでさえ 社員は忙しいのです

設計部だったら 設計や出図

組立部なら 組立や調整

本当は 会議などする時間も惜しいのです

 

本音を言えば 実務に関して素人であり 知ろうとしない

あなたを抜きにして 分かる人だけで会議をしたいのですが

中小企業の経営者である あなたが やるというから 仕方なく参加しています

 

そこへ来てうんざりさせてしまう姿勢を紹介します

 

うんざりさせられる中小企業経営者様の姿勢

👉例 新規かつ短納期の案件の議題』

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設計部 組立部

『できません』
『間に合いません』

 

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経営者である
あなた

『なぜできないんだ?』
『いつできるんだ?』
『いや 遅い ○○までに終わらせろ』

 

 

上記のような 納期厳守指示で終わり 

何も問題が解決されていないので 結局できないものはできない

 

👉ここでの あなたの姿勢の問題点』

以下2点です

●自分が解決する意識がない

●問題があるから会議をするという考えがない

 

設計部や組立部の『できない』『間に合わない』という

あなたが あなたの聞ききたくないことに対して怒り

「いや 遅い ◯◯までに できるようにしろ」という

納期厳守指示で終わるのであれば 小学生でもできます

 

少しは考えてみましょう

ここで「できます」と言ったら話は終わりです

あなたが あなたの聞きたいこと

を聞くために会議をやっているのではありません

 

設計部や組立部は 現状ならできない と言っているんです

現状を変えればできるんです

その現状を変えるのは 中小企業経営者様である あなたの仕事です

なら 

設計部や組立部だって案を出すべきだって? 

できるための案を言わないのは何故だって?

それは 次章で解説する内容に理由があります

 

④設計部や組立部が会議で提案をしない理由

前置き

問題解決のために 会議をするのであれば 以下のように思うかもしれません

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経営者である
あなた

設計部や組立部が
現状の解決案を提案しないのは
なぜだ?

 

それは あなたの態度に問題があります

それを解説していきます

 

あなたが 数字や自己理論を並びたてて理解しようとしないから

当たり前のことを 言いますが 

世の中の全ての事象を数字で証明できたり 説明できたりできません

真実は数字以外のところに存在します

 

実務を ろくに知ろうとしない者が数字を並び立てたり

自分の憶測による 現状無視の自己理論を振りかざすことほど

厄介で 的外れなことはありません

 

社内で御客様になっているから

ただでさえ 設計部や組立部は忙しいのです

そこへ来て 

実務をろくに知ろうとしない あなたに問題を解決する案を提示したとしても

上記のように数字や自身の論理を並び立てたりします

 

 それどころか 自分から理解しようとせず

 

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経営者である
あなた

『自分が理解するよう
納得できる説明をしろ』
『自分を論破しろ』

 

これでは

実務に関して素人のあなたに 

御客様に御納得頂くレベルの資料を作成しなくてはいけません

 

あなたに対して そこまで時間を割くわけにはいきません

少しでも実務を知る努力をしてください

冒頭の実務の知識が必要だと言ったのは これが理由なのです

 

このような態度の経営者や役員を 社内御客様 と呼び

何の役にも立たないばかりか 一生懸命実務をしている実働部隊の

足を引っ張るためだけの存在です

 

 

 

あなたが設計部や組立部の提案を理由を付けて否定するから

仮に設計部や組立部が案を提示したとします

しかし 彼らの案は 

現実的で常識的であるがゆえに あなたに対して一定の負担をともないます

 

例えば 

外注に補助を依頼するための資金が必要であったり

新たな 設備の投資かもしれません

 

それらの

あなたが 聞きたくない案に対し あなたが代案を出さずに 

否定しかしないから 誰も提案しなくなるのです

 

いいですか?

あなた自身は設計部や組立部に対して 

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経営者である
あなた

すぐに『出来ない』『間に合わない』
と言うのは 努力や工夫が
足りないからだ

と言っているくせに

 

ひるがえって あなた自身は どうですか?

簡単に『できない』と言いますよね

他人の提案を否定するなら 必ず代案が必要なのです

まずは 相手の提案に あなたの妥協案を加えるのです

例えば 外注に今は ここまでだったら 資金を出せる等

 

部下は 『いいですが それだと納期が多少遅れます』となるでしょう

 

これで 以下の2つの選択肢がでました

●部下の案 

●部下の案+あなたによる 妥協案

 

このように 選択肢を作っていき より良い決断をしていくのです

 

あなたが部下に責任をとらせようとするから

中小企業経営者様である あなたに 

最後の最後まで自分が責任を取るという覚悟が必要です

 

会議で 決定した事項も 刻一刻と状況は変化します

それが出来ない状況になった時 

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経営者である
あなた

会議の時に
君が提案した案なら出来るって
言ったよね

と部下に責任を負わしていませんか?

 

会議で決定したのであれば なおさらフォローが必要です

それをせず 部下に責任を追わすから みんな保身が働き案を提示しなくなるのです

 

⑤まとめ

●今の経営者は 実務を理解できる知識を有している必要があります

理由1 現実離れした 方針を出しても意味がないからです

理由2 自分の方針を実現するための方法を模索するためにもです

 

●会議は問題を解決する場です

進捗状況確認と納期厳守の指示しかない会議は時間の無駄です

 

●問題を解決するためにも 以下が必要です

1. 部下が現在の状況を忌憚なく報告できる環境

2. 部下が案を出しやすい環境

3. 中小企業経営者様である あなたの実務に対する理解

4. 最終的に あなたが全ての責任を負うという あなた自身の覚悟

 

本記事は以上です

最後までお読みいただきありがとうございます