tsurfの機械設計研究室

サーボモーターやエアシリンダの選定計算なども扱っている技術ブログです

スポンサーリンク


MENU

【流体を扱う装置の知識】チャッキ弁の構造と使用例

本ブログの御訪問ありがとうございます。
機械設計歴20年以上のT.Surfと言います。
今回は以下に関する記事です。

【流体を扱う装置の知識】
チャッキ弁の構造と使用例

 

⇩本記事は機械設計初心者の方で以下の方にオススメです⇩

f:id:tsurf:20210605171303p:plain
機械設計初心者

流体を扱う装置
をやっているけど
チャッキ弁って?

 

⇩本記事を読むと以下が わかります⇩

管理人T.Surf

チャッキ弁とは
1方向のみ流体を
流す弁です。

 

 

①結論;チャッキ弁とは

チャッキ弁とは
ある特定方向のみ流体を流す弁

ということで
逆側から流体をながさない1方通行の弁です。

 

しかもチャッキ弁は、構造が簡単で
駆動する必要がなく

文字通り設置するだけで機能します。

 

なぜ、設置するだけで機能するのでしょうか?
構造をみていきましょう。

 

なおチャッキ弁の記号は以下のようなものが
多く用いられます。



②チャッキ弁の構造

基本構造

チャッキ弁は、以下のような構造です。

球体部品がスプリングによって押しつけられて
配管を塞ぎます。

これによって

IN側とOUIT側の流体圧が同じ場合
球体部品が

スプリング反力で配管をシールしています。

つまり 流体が流れません。

 

OUT側の流体圧が高い時

OUT側の圧力が高くなると以下のようになります。


この場合も球体部品が配管に押し付けられます。
今回の場合はスプリング反力と流体圧によってですね

 

これによって

OUIT側の流体圧が高い場合 球体部品が
スプリング反力で配管をシールしています。

つまり 流体が流れません。

 

IN側の流体圧が高い場合

しかし 以下のように
IN側の流体圧が高い場合

この場合 IN側の流体が
スプリングを押すことにより球体部品のシールが
なくなり流体が流れるようになります。

 

これによって

IN側の流体圧が高い場合 スプリングが押され
球体部品のシールが解除されます。

つまり 
流体が流れるようになります。

 

 

③使用用途の例

例えば 以下のように槽の下に
ポンプがあるような機構で
液を槽に供給しているとします。


この時 ポンプが駆動していないと
液が槽から落ちてしまいますよね。

この場合エアオペバルブを使ってもいいのですが
チャッキ弁であれば、以下のようにチャッキ弁であれば

エア配管をつながすに

  • ポンプ停止時は液を落下させない
  • ポンプ駆動時に液を流す

と言う目的を達成できます。

 

 

④重力を利用したチャッキ弁

上で説明したチャッキ弁は基本的には
流体の流れの向きは関係なく使えます。

しかし 重力を利用したチャッキ弁は
スプリングの代わりに重力を利用しています。

この場合
下から上の流れ方向の
立ち上がり配管でしか使えません。

 

 

 

⑤チャッキ弁注意点:クラック圧

上記の構造を見ていただくとわかるように
チャッキ弁が液体を流す場合

スプリングを押し広げる必要があります。

つまり、
流体圧にスプリングを押せる圧力
が必要ということになります。

 

流体圧がこのクラック圧以上の圧を確保できない場合
そのチャッキ弁は使用できないということになります。

 

 

⑥まとめ

チャッキ弁は、1方向のみ流体を流す弁です。
スプリングと球体部品で成り立っています。

 

シール構造を理解すると
以下のチャッキ弁記号が理解できると思います。

また エアシリンダーで使用する
スピコンは、

  • チャッキ弁
  • 流量調整弁

を組み合わせたものです。

 

本記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。

本ブログの文章や画像の無断転用を禁止します