tsurfの機械設計研究室

サーボモーターやエアシリンダの選定計算なども扱っている技術ブログです

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自分でできるロジクール製トラックボールマウス修理(クリック部の修理)

本ブログの御訪問ありがとうございます。
機械設計歴20年以上のtsurfと言います。

 

今回は 以下に関する記事です

自分でできる
ロジクール製トラックボールマウス
修理法(チャタリング修理)

 

⇩本記事は以下の方にオススメです⇩

f:id:tsurf:20210605171303p:plain
とある機械設計者

あれ?
ロジクール製
トラックボールマウス
の左クリックが
おかしい・・

 

⇩本記事を読むと以下が わかります⇩

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管理人T.surf

自分でできる
修理法を解説します。

本記事で紹介する修理法で、保証はできませんので
くれぐれも自己責任でお願いします。

 

 

①ロジクールトラックボールマウスとは?

ロジクールトラックボールマウスは
おススメのマウスです。

以下の記事を御参照ください。

 

 

②使っている内に発生する不具合

ロジクール製トラックボールマウスを
使用していると、
マウス特有の不具合が発生します。

 

症状としては以下となります。

  • 文章の一部をドラッグ選択しようとして
    左クリックでシングルクリックをすると・・・・
    なぜか単語が選択されてしまう。
  • ウィンドウを移動しようとしてタイトルバーを
    左クリックでシングルクリックすると・・
    なぜかウィンドウがフル表示となってしまう。
  • フォルダーやファイルを移動しようとして
    左クリックでシングルクリックすると・・・
    なぜかファイルやフォルダ―が開いてしまう。

これらは、パソコンがおかしくなったのではなく
マウスのクリック部の不具合です。
マウスの左クリックの接点部が劣化するこよにより
起こる現象らしいです。

 

 

③マウスのクリック不具合対処

この症状は早ければ1年で発生します。
管理人が使用している
ロジクール製トラックボールマウスがそうでした。

故障ということで、マウスを交換してしまえば
それで済む話ですが

ロジクール製トラックボールマウスとなると
そうもいきません。

値段も3000円以上と、マウスとしては高額なので
たった1年で3000円というと
いくら使い勝手のいいトラックボールマウスでも・・
ですよね。

 

そこで本記事では、お金をかけず
3000円以上するトラックボールマウスの
クリックを修理する方法を解説します。

くれぐれも自己責任でお願いします。

 

 

④まずは外装を外す

手順1 外装バラシ準備

ロジクール製トラックボールマウスを
分解しましょう。

その前に、以下をします。

  • 電池をはずす
  • ボールを取り外す
  • ゴム脚を剥がす


ボールに関しては
こちら側から押せば簡単に外れます。

そして、
以下の部分のゴム脚をはがします。
簡単に剥がれます。

 

手順2 ビスを外す

以下の枠の部分のビスを外してきます。
電池入れ部シールの部分は破ります。

ここで注意ですが、
ロジクール製トラックボールマウスには
発売された時期によって使用ボルトが違うみたいで、
以下の2種類があるようです。

  • 普通の十字穴付きナベ小ネジのもの



  • T6サイズのトルクスネジ

 

管理人は2つトラックボールマウスを持っていましたが、
上記の2タイプがありました。

T6サイズのトルクスネジの場合は
近くのホームセンターで安く売っています。

 

手順3 外装を外す

ここまで来れば、簡単に外装を外せます。
そして以下のようになります。

 

 

⑤左クリック部の修理

以下の部分が、
左クリックと右クリックの接点です。

ここで準備するのが接点修復スプレーです。

 

ここでクリックの接点部に、
この液を掛けるのですが、
直接スプレーしてはNGです。

他の余計な部分もスプレーしてしまいます。

 

そこで以下の図のように、
一回 空中で空スプレーをします。

その後に、以下のように
このノズルに溜まった液をこの部位の周りのみに、
慎重に垂らします。

もし、周りに広がりすぎてしまったら
ティッシュなどで軽くふき取りましょう。

以下のようになります。
スイッチの周りの穴に染み込ませます。

 

しばらく、乾くのを待ちます。

ここで、ついでに右クリックの接点も
同じように修復しましょう。

どうせ、近いうちにおかしくなります。

 

 

⑥組み立てて様子見

ここまで来るのは、後は組立ですが
一つだけ気を付ける点があります。

ボールのホールド部品ですが
以下のリブが溝にしっかりはまっていることを
確認して外装をとりつけてください

そして、
クリックを何回か空クリックしてみましょう。

注意点ですが
この状態では、まだ完全には治っていません。

低頻度で不具合が発生しますが
使っている内に症状が改善していき
最終的には、
不具合がほぼなくなります。

 

 

⑦まとめ

  • トラックボールマウスを使っていると
    特に左クリックがおかしくなる。
  • 不具合内容としては、
    シングルクリックがダブルクリックになる。
  • このチャタリングは
    早ければ1年くらいで発生する場合がある
  • この場合、接点修復スプレーで
    お金を掛けずに修理可能

本記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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