tsurfの機械設計研究室

サーボモーターやエアシリンダの選定計算なども扱っている技術ブログです

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機械設計に使う 光電センサーやファイバーセンサー概要

本ブログの御訪問ありがとうございます。
機械設計歴20年以上T.surfと言います。

今回は以下に関する記事です。

 

機械設計に使う
光電/ファイバーセンサー概要

 

⇩本記事は以下の方にオススメです⇩

機械設計初心者

ファイバーセンサー?
光電センサー?

 

⇩本記事を読むと以下が わかります⇩

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管理人T.surf

光電センサーやファイバーセンサーの
概要を解説します。

 

 

①光を使ったセンサー概要

光を使ったセンサーでよく使用するものは
以下となります。

  • 光電センサー
  • ファイバーセンサー

詳細は後述します。

 

なお検知原理は、

  • 光を受光しているか 
  • 光を遮光しているか

となり、どちらかの状態で信号を出力します。

 

 

②光を使ったセンサー原理とメリットと構成

センサー原理

―以下、透過型センサーを例に上げます。―

投光側センサーヘッドから光を投光します。

受光側センサーヘッドで
受光されているか/遮光されているか
を検知して信号を出力します。

 

f:id:tsurf:20210501104852p:plain

光電センサーやファイバーセンサーの多くは
『受光/遮光 どちらの状態で信号を出力をするか』
を設定ができます。

どういった時にどのような出力に設定するのか
⇩以下の記事を御参照ください。⇩

 

メリット

光を使ったセンサーのメリットとしては
以下があります。

  • 対象物を非接触で検知できる
  • メカニカルスイッチに比べて小型
  • 設置方法にあまり困らない

 

光を使ったセンサー構成

主に以下で構成されています。
以下はアンプ分離型光電センサーの例です。
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投光側
センサーヘッド
光の投光を行います
投光器
センサーヘッド
光の受光を行います
アンプ

受光感度の設定
ダークON/ライトONの設定

などを行います

 

 

③アンプ内蔵型光電センサー

特徴概要

センサーヘッドに

  • 投光機能
  • 受光機能

があります。
また それぞれのセンサーヘッドに、
調整や設定するアンプも内蔵されています。

小型とは言え、その分 センサーヘッドが大きくなります。

 

f:id:tsurf:20210501122844p:plain 

バリエーションとして 透過型や反射型があります

 

アンプ内蔵型光電センサー
のメリット/デメリット

👉メリット』

価格が非常に安く、真っ先に検討すべきセンサーです。
後述する環境やスペースや調整のしやすさが保証できれば
これ一択となります。

 

👉デメリット』

  • 設置に少し不利
    小型ではあるが、センサーヘッドに投受光機能及びアンプを
    内蔵しているためセンサーヘッドにある程度の大きさがあり 
    設置場所にある程度のスペースが必要

    また アンプがセンサーヘッドに内蔵されているため
    設定や調整の操作がしやすい場所でなくてはいけない

  • 防爆配慮が必要な箇所や液中などは不可
    センサーヘッドに直に電流が通っているためです。

 

 

④アンプ分離型光電センサー

特徴概要

センサーヘッドに

  • 投光機能
  • 受光機能

があります。

 

しかし、 調整や設定するアンプは別体となっており、
その分、センサーヘッドがアンプ内蔵型よりは
小さくなります。

 

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アンプ分離型光電センサー
メリット/デメリット

👉メリット』

  • 設置に対しては、アンプ内蔵型より有利
    センサーヘッドにアンプを内蔵していないため 
    その分小さくなり設置に有利

  • 調整と設定がしやすい
    アンプが別体なので、アンプを調整や設定が
    しやすい位置に設置できる

 

👉デメリット』

  • アンプ内蔵型より高額
    アンプが別体となるためです

  • 防爆配慮が必要な箇所や液中などは不可
    センサーヘッドに直に電流が通っているためです。

 

 

⑤ファイバーセンサー

概要説明

本体に以下を内蔵していて、投光と受光自体は
本体で行います。

  • アンプ 
  • 投光器 
  • 受光器

 

しかし、以下の図のように
光ファイバーを接続してファイバー線端末まで光を伝え 
そこからの投光 受光となります。

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そのため、
設置に関しては 省スペースでかなり有利です。

バリエーションとして 透過型や反射型があります。

 

ファイバーセンサー
メリット/デメリット

👉メリット』

  • ファイバー線端末のみの設置により省スペース
    センサー設置場所には、光ファイバーの端末部を
    設置することになるため 
    アンプ分離型の光電センサーよりも省スペースです

  • 調整の設定がしやすい
    検知のための投光/受光自体は 
    あくまで、ファイバー線の端末から行います。
    投光/受光するアンプ内蔵型の本体は 
    離れた場所で、かつ調整の設定をしやすい場所におけます。

  • 仕様によっては液中や 防爆配慮が必要な箇所にも使用可
    光ファイバー線端末を設置するので、通っているのは光であって
    電気が通ってるわけではありません。

 

👉デメリット』

  • 価格が高い
    価格はファイバー部とアンプ部に分かれており
    それぞれを購入します。
    結構高いです。

  • 駆動する箇所には、工夫が必要
    以下のように設計をすると ケーブルベアの中で 
    ファイバー線が屈曲運動します
    すると ファイバー線が折れる可能性があります。
    ですので以下のように設置するのではなく
    工夫が必要となります。

 

駆動する箇所に使用す場合の工夫

駆動する場所に使用する際の工夫の例として 
アンプも一緒に駆動させると言う方法があります。

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上記の方法だと
投光/受光からアンプまでのファイバー部を、
屈曲駆動させないことが可能です。 

 

ケーブルベアに入ってる配線は
電源や信号線なので折れる心配はありません。

ただし、この機構の場合
アンプは必ず親機を使用しなくてはなりません。

 

 

⑥センサー検討順序

一番最初に検討すべきは、
アンプ内蔵型光電センサーです。
理由は 値段が一番安いからです。

 

しかし 実際には、センサーの設置場所は 
駆動機構などが入り組んでいる場合があるため

アンプ内蔵型光電センサーでは、以下のデメリットもあります。

  • センサーヘッドの大きさが そこそこある
    スペース的に入らない場合もある
  • 調整 設定するアンプが内蔵されてしまっている
    周囲に機構が入り組んでいる場合 
    アンプ部にて調整 設定が難しい

 

設置場所の関係で
次に検討すべきセンサー

設置場所の環境で
センサー設置やアンプ調整が難しい場合は

以下を検討となります

  • アンプ分離型の光電センサー
  • ファイバーセンサー

 

防爆配慮が必要などの
特別な環境下

  • ファイバーセンサーの検討となります。

⇩※参考 防爆とは⇩

爆発の危険のある気体雰囲気中で の機構など

爆発させる要因を 極力 取り除く設計配慮のこと

防爆配慮の例 

  • 静電気の起こる樹脂製品を使用しない
  • 電気を通るものを なるべく使用しない
  • やむを得ず 電気の通る製品を使う場合は 付近を窒素パージする

 

 

⑦まとめ

  • 現在はワーク検知など、光を使ったセンサーが主流
  • センサーも使い分けが必要
  • スペースが許せるのであれば
    安価なアンプ内蔵型 光電センサーを検討する
  • スピースがきびしければ
    アンプ内蔵型光電センサーやファイバーセンサを検討する
  • 液中や防爆配慮が必要な場合は
    ファイバーセンサーを検討する

本記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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