tsurfの機械設計研究室

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機械設計に使う 光電/ファイバーセンサーの検知方式詳細(透過型 反射型など)

本ブログの御訪問ありがとうございます。
機械設計歴20年以上T.surfと言います。

今回は以下に関する記事です。

機械設計に使う
光電センサーやファイバーセンサー
検知方式詳細(透過型 反射型など)

 

⇩本記事は以下の方にオススメです⇩

機械設計初心者

ファイバーセンサーや
光電センサーの検知方式って
いろいろな種類があって・・・

 

⇩本記事を読むと以下が わかります⇩

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管理人T.surf

光電センサーやファイバーセンサーの
検知方式を解説します。

光電センサーやファイバーセンサーの概要は
以下の記事を御参照ください。

 

①概要と結論

概要

光電センサー/ファイバーセンサーには、
それぞれに以下の検知方式があります。

  • 透過型
  • 反射型
  • 回帰反射型
  • 限定反射型

 

優先すべき検知方式

優先で検討すべきは透過型です。

受光/遮光かなので検知が非常に安定します。

スペースが確保できるのであれば、
透過型を使うべきです。

反射型などは、スペース的には有利ですが
反射は反射の具合で安定性が少し劣ります。

 

 

②透過型

検出方法

投光側のセンサーヘッドから光を出し
受光側のセンサーヘッドで
光を受光するか/非検知物により遮光されるか
で検知をします。

f:id:tsurf:20210507230223p:plain

 

メリット  /  デメリット

👉メリット』

  • 受光/遮光かなので、検知が安定する。
  • 被検知物の形状や色や反射体かどうかに
    関係なく検知可能

 

👉デメリット』

  • センサーヘッドを2つ使用するので
    スペースが必要になる
  • 光軸調整が 少し大変

 

 

③反射型

検出方法

光電センサーであれば
センサーヘッドに投光器と受光器が内蔵されており、

投光器より投光された光が非検知物に反射をして 
受光器で受光することにより検知をします

反射による光を 受光するか/しないか で検知します

f:id:tsurf:20210508113659p:plain

 

メリット  /  デメリット

この反射型に関しては 
メリット/デメリットを説明したいのですが

様々な設定や使用法があり一概に言えないので
各メーカーのカタログを参照してください。

 

特徴として 以下があります

  • 省スペース
    センサーヘッド一つのみで済むため、
    省スペースです。

  • 表面状態を検出できる
    色なども検出できます
    逆に言えば、表面状態に左右され 
    検出できない場合もあります。

 

 

④回帰反射型

検出方法

センサーヘッドが投光し、
反射板で反射された光は変更フィルターで、
波の向きが変換統一され
その変換された光の受光のみを検知します。

 

つまり、
被検知物が反射体であっても、
そこから反射された光は検知しません。

あくまで
反射板からの反射光を検知します。

 

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メリット  /  デメリット

👉メリット』

  • 省スペース
    センサーヘッド一つと反射板のみの設置だからです
    反射板は小型で薄く設置に困ることは、
    そうそう無いでしょう

  • 透明体も検出可能
    投光が透明体を2回通過するので、
    透明体の透明度にもよりますが
    減衰により検知できる場合があります。

  • 背景や被検知物の反射に影響を受けにくい
    偏向フィルター付き反射板からの反射光のみ
    検出するからです。

 

👉デメリット』

被検知物により、一定条件下だと誤検知を起こしやすい

例としては、
被検知物が非常に強い光沢があるもの

光沢が強いと
反射される無偏光も強くなり 無偏光に含まれる
偏光フィルターと同じ振動方向の光も強くなる

 

 

⑤限定反射型

検出方法

反射型センサーの
投光と受光に極端な角度を振っており

センサーから至近距離(例 5~20mm等)
の反射性の被検知物を検知します。

 

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メリット  /  デメリット

👉メリット』

  • 省スペース
    センサーヘッド一つで済むからです

  • 背景や被検知物の反射に影響を受けにくい
    偏向フィルター付き反射板からの反射光のみ
    検出するからです。

 

👉デメリット』

  • 被検知物が反射体でなくてはいけない

  • 設置が被検知物の至近距離
    至近距離設置ができる場合は、デメリットでは
    ありませんが、至近距離設置ができない場合は
    使用不可となります。

 

 

⑥各検知方式に対するライトON/ダークON設定

各検知方式に対するライトON / ダークON
の断線検知を考慮した設定と考え方は
以下の記事を御参照ください。

 

 

⑦まとめ

光を使ったセンサーに関して以下の検出方法を解説しました。

  • 透過型
  • 反射型
  • 回帰反射型
  • 限定反射型

 

スペースに余裕があるのであれば、まず透過型を検討すべき
ワークの形状や表面状態に依存せず 
受光か遮光かによる安定性のある検出方法だからです。

 

本記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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